勝つには勝ったが・・・　J1 第16節 vs. 京都サンガF.C.

エディオンスタジアムで行われた京都サンガF.C.戦は3－1で勝利。

後半茶島の2ゴールと川村のダメ押しゴールで連敗は阻止しました。

水曜日に浦和相手に酷い内容で悲惨な結果を招いたサンフレッチェですが、現在下位に沈んでいる京都相手には何とか勝つことが出来ましたね。

結果だけを見れば3－1とサンフレッチェが見事に快勝したように思えますが、あまりにも内容が悪い試合が続いていますね。

名古屋、神戸に連敗、湘南に辛くも勝利し、浦和には惨敗。

上位にいるチームに力負けしていますが、下位にいるチーム相手には着実に勝点を積み上げています。

しかしながら、勝とうが負けようが内容は悪化の一途を辿っています。

名古屋、神戸相手にはそれなりにいい試合をしていたと思いますが、そこから一気に内容の乏しい試合目立ちます。

今日の試合も京都が勝ってもおかしくない試合でした。

選手個々のポテンシャルも京都のほうが高く、試合の主導権も握られる時間が多かった印象ですね。

サンフレッチェは相変わらずサイド攻撃しか攻撃の手立てはなく、単調な試合運び。

コンビネーションでサイドを崩すわけでもなく、とにかくサイドにいる選手にボールを預け、クロスをただあげるだけで何も面白みもない中身のないサッカー。

一方の京都は同じサイド攻撃でもドリブルで積極的に仕掛ける選手が多く、サンフレッチェとは比較できないほど多彩なサイド攻撃に苦しめられました。

サンフレディフェンスも相変わらずドリブルで仕掛ける選手の対応の悪さを露呈した形でしたね。

ここまで勝った試合も負けた試合でも酷いサッカーが続いていますが、ここまで何も手立てを講じられないのは監督の技量によるものでしょう。

昨シーズン終盤にも感じた戦術のなさ、ミスした選手をすぐに干してしまう度量の狭さ。

若手にろくにチャンスを与えず、とにかく実績、経験を重視した選手起用。

経験のある選手を使うのは明らかに保身に走る行為で、チャレンジ精神も気概もない監督が率いるチームに未来はないでしょう。

今日に関しては茶島が結果を残しましたが、左でも右でもどちらでもいいから越道を起用すべきです。

そして東のWB起用をやめてボランチ、もしくはシャドーでの起用を期待したいところ。

ドリブルも出来ない、ボールも運べない東はサイドでは全く機能していませんが、中央でプレーしている東には森島と同様かそれ以上にアイデアが豊富な選手に変貌します。

シュートセンスも良いとは言いませんが、それほど悪くありませんし、選手を型にはめず自由にプレーさせることも必要ですね。

見どころもなく、語るべきこともない試合が続いていますが、次の試合こそ内容と結果がともなう試合を見たいところです。