弱者のサッカー　J1 第17節 vs. 川崎フロンターレ

アウェーで行われた川崎フロンターレ戦は0－1で負けました。

今シーズン低迷している川崎が相手でしたが、予想通りの試合展開と結果に終わりました。

戦前の予想ではもっと酷い結果を予想していましたが、川崎が今シーズン低迷している理由が垣間見える試合でした。

しかしながら、そんな調子の上がらない川崎相手に見事に翻弄されるサンフレッチェの弱さ、脆さは本物のようで残念でなりません。

前半の序盤だけはそれなりにやれていましたが、それ以降はずっと川崎ペースで試合が進みました。

川崎に主導権を握られながらも何度か決定的チャンスを迎えましたが、肝心なところでミスするのもいつもこと。

攻撃パターンも相変わらずサイド攻撃一辺倒で単調な攻撃ばかり。

バイタルエリアでボールを持っても縦へ仕掛けることなく、結局サイドにボールを回し、可能性のないクロスばかりをあげるばかりで、チームとしてアイデアなどまったくない攻撃で簡単に得点を奪えるわけありません。

サイド攻撃しか出来ない縛りがあるのかと思わせるほどサイド攻撃に固執しているように見えますが、そもそも監督の戦術のなさに問題がありそうですけどね。

守備に関しても川崎の選手のテクニック、コンビネーションに翻弄されるばかりで、まともにプレッシャーに行けず川崎にやりたいようにやられていましたね。

リトリートして相手がミスするのをひたすら待つだけの守備で川崎を無失点に抑えるなんて到底不可能です。

チームとして失点するリスクもある程度犯してでも攻守ともにもっと積極的なチャレンジサッカーを見たかったです。

ほぼ毎シーズンのように川崎に大人と子供ほどの実力差を見せつけられ大敗していますが、全盛期の頃に比べるとかなり力を落としている川崎相手にこの程度のサッカーしかできないのであれば監督が代わった意味がありません。

結局強い相手には腰の引けた弱者のサッカーをするだけで、自分たちからアクションを起こすことすら出来ないのではチームとしても選手個人としても成長を望むのは難しいですね。

それなりの順位にいますが、選手のポテンシャルの問題、監督の技量のなさ、チーム強化を怠ってきたフロントなどサンフレッチェには多くの問題を抱えています。

昨シーズンこそカップ戦で初めてタイトルを獲得し、リーグ戦でも3位というすばらしい結果を残しましたが、その躍進が霞むほどに今シーズンはチームとして色んな粗が目立ちだしています。

今日は結果として0－1と僅差のゲームで敗れましたが、内容では完敗と言ってもいいほど褒めるべき点が全くない試合でした。

選手も監督もチャレンジしないサンフレッチェの将来は暗いとしか言いようがありません。

夢も希望もないチームから早く脱却してくれることを願います。