アウェーで行われたFC東京戦は3-0で快勝しました。
0-0で迎えた後半4分に荒木のゴールで先制し、後半14分にジャーメインが今シーズン流れの中では初めてとなるゴールで追加点。
そして後半43分に川辺の2試合連続となるゴールでダメ押し。
今シーズン初の3ゴールを奪い、なおかつ無失点で試合を締めて素晴らしい内容と結果だったと思います。
試合を振り返ると、前節ほどではなかったものの結果以上に内容が伴っていたことが嬉しい限りです。
開幕から3ヶ月以上内容もないクソサッカーを見せられ続けてきましたが、前節の内容と結果が伴った試合が転機となり今日も素晴らしいサッカーを見せてくれました。
前半は荒木の幻のゴールくらいしか見どころはなかったかもしれませんが、これまでのような窮屈なサッカーではなくそれなりに見せ場も作りいい内容で折り返し、後半怒涛のゴールラッシュ。
荒木が今度は文句なしのゴールを決めたのをきっかけとして、ジャーメインのゴールも非常に大きかったですね。
相手ゴールキーパーのありえないミスだったとはいえ、あの場面で冷静にボールをゴールに流し込んだのは流石の一言。
そして2試合連続のゴールを決めた川辺は今日も攻守に渡り奮闘し、守備では素晴らしいカバーリングなど危機察知能力を如何なく発揮して無双状態でした。
そしてもうひとりキーマンとなったのは後半から投入された中村草太ですね。
怪我から復帰した中村の違いを見せるプレーから2点目、3点目が生まれ、川辺同様に中村も無双状態。
やはり中村はモノが違うのは明らかですし、中村がいなければどうなっていたかわからない試合だったと思います。
持ち前のスピードは勿論のこと、サンフレッチェにおいてはドリブルも出来る貴重な選手ですが、一番大きいのはパス精度の高さですね。
地味かもしれませんが、中村のパスは非常に正確でなおかつ冷静な判断力も持ち合わし、相手の嫌なところにパスを出せる賢い選手でもあります。
身体能力を全面に押し出すだけではなく、サッカーIQが高いところも中村の良さですね。
海外移籍も噂されるのは当然の選手ですが、最低でも今シーズン一杯はサンフレッチェでプレーしてもらいたいところです。
他には東のボランチでのプレーは冴え渡っていましたし、もう今さら東をWB戻すようなことだけは避けてもらいたいですね。
東は絶対的に中央でのプレーが向いていますし、今日もパス精度の問題は何度かありましたが、アイデアのあるパスを何度も見せるなど、東がボランチに入ってからこれまでのような窮屈なサッカーから脱却したのは明らかです。
川辺との相性も非常に良さそうですし、多少ポカをしても我慢して使い続けるべきです。
そして最後に言わなければならないことはスキッベの小心者っぷりについて。
本当にスキッベは勝っている場面で全く選手交代をしませんね。
今に始まったことではありませんが、今日は後半の早い段階で2点を奪い選手を休ませる絶好の機会でしたが、今日のような試合でも動けないのであればもうどうしようもないボンクラですね。
攻守のキーマンとなっていた川辺を下げることが出来なっかたのは理解できますが、ジャーメイン、加藤はもっと早い時間帯でお役御免でも良かったでしょう。
この2選手の貢献度は図り切れませんが、それに伴い疲労も蓄積され続けているのは明らかです。
前節ゴールを決めたジェルマン、そして越道のシャドーにも可能性を感じますし、何より中村草太のワントップを試す絶好の機会を逸したのはあまりにも勿体なかった。
前掛かりになったFC東京の裏のスペースを活かせる中村草太のワントップを何故試さなかったのか。
前半イエローを貰った塩谷にしてももっと早めの交代をすべきでしたし、本当にスキッベはやるべきことを全くやらない監督ですね。
非常に豪運を持った監督だということは認めますが、特定の選手に依存し控えを軽視した昨シーズンと同じ過ちを繰り返しているだけに過ぎません。
5連勝しようが10連勝しようが結局レギュラー選手の疲労がピークに達したときには時すでに遅し。
優勝なんて夢のまた夢。
一気に失速した昨シーズンの過ちを反省するどころか、そもそもスキッベは自身の采配を振り返ることすらしていないのでしょう。
幾度となく解任され続けた長年の監督人生で培われた処世術がこの起用法なのかもしれませんが、スキッベの小心者っぷりはクラブににとって非常に問題なのは確かですね。
昨シーズンと同じく、チーム力の底上げも出来ず、優勝も出来ない何も得ることもない。
優勝を逃しても上位でACLの出場権も獲得しシーズンを終えれば一部のファン、サポーターは優越感に浸れ満足する人もいるかもしれません。
監督も上位で終えれば解任される可能性は限りなく低くなり、スキッベ信者も満足。
しかし選手は何よりリーグ優勝のタイトルを取るために戦っているわけですし、2位で終えようが優勝できなければシーズンを通してやってきた努力が報われません。
昨シーズンからチーム全員の力で優勝を勝ち取ると選手はよく口にしていますが、監督がこんな小心者ではどうしようもありませんね。

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