ピースウィングで行われた東京ヴェルディ戦は2-1で見事な逆転勝利を見せてくれました。
0-0で迎えた後半32分に新井がPKを与え先制点を奪われますが、後半42分に途中出場のジェルマンのゴールで同点。
そして後半44分に川辺の劇的な勝ち越しゴールで見事な逆転勝利でした。
劇的な試合で興奮を隠しきれませんが、勝敗よりもやっているサッカー自体が今シーズンベストだったことが一番意味があり実りのあるものだったと思います。
仮に0-1で負けていたとしても今シーズンベストゲームだったことは変わりませんし、開幕から非常に長い間内容のないサッカーをしてきましたサンフレッチェにおいて転機となる試合だったのではないでしょうか。
良いサッカーを負けてしまっては選手にとっては意味のないものだったかもしれませんが、良いサッカーをしてなおかつ勝点3も手にする最高の試合でもありましたね。
今日の試合、特に良かった点といえばチーム全体の動きの軽さは勿論、特にボランチの東の役割が非常に大きかったと思います。
個人的に東のWBには伸びしろは全く感じておらず、仕掛けないWBに存在価値はないとまで思っていましたが、ボランチの東の視野の広さをボールさばきがチームにリズムを与えたのは明らかでした。
特にサンフレッチェに足りていなかったピッチを大きく使うサッカーも今日は出来ていましたし、窮屈さを全く感じない攻撃が見れた事自体が東のおかげと言ってもいいでしょう。
東に関してはスキッベ監督就任後たまにシャドーやボランチで起用されることもありましたが定着しないままWBでのプレーを続けてきましたが、個人的には中央でプレーすべき選手だと思います。
ボランチでプレーする東は柴崎晃誠のようにセンスがあり気が利く選手だと思いますし、柴崎ほど足元の技術は高くありませんが十分足元の技術もあり視野も広い。
WBで後ろ向きで消極的なプレーばかりしていましたが、ボランチではしっかりと前を向いてプレーできていますし、時折見せる勝負パスも東のセンスの良さを感じさせるものでした。
求めることと言えば、もっと積極的にスペースに顔を出すことくらいのものですし、WBでクロスマシーンをやっていても意味はありませんし、東のボランチは十分に及第点を与えてもいいのではないでしょうか。
東のボランチ起用は今シーズン唯一と言ってもいいスキッベの気の利いた采配ですが、しかしながら井上潮音との併用など、いい加減控え選手にチャンスを与えるべきでしょう。
勝ち越しゴールを決めた川辺しかり、ワントップで出ずっぱりのジャーメイン、加藤にしても途中で交代することはほぼありません。
特定の選手への依存が悪い方向へ向かっているのは明らかで、今日も交代のオプションのなさを選手がカバーしただけにすぎません。
ジェルマンの復帰は大きいかもしれませんが川辺、ジャーメイン、加藤は見るからに満身創痍でプレーしていますし、いい加減そういった選手に甘えるのはやめていただきたい。
驚くことに逆にこの3選手が贔屓されていると思っている人もいるようですが、この3選手を交代させる度胸がそもそもないのでしょう。
どれだけ疲れていてもサボることなくプレーする選手たちですが、スキッベの甘えによって蓄積疲労によるパフォーマンスの低下をファン、サポーターに叩かれるという最悪の事態に陥っていることをスキッベとファン、サポーターはいい加減理解すべきです。
ここまで選手とのエピソードを全く聞かない監督も初めてですし、スキッベのコミュニケーション能力の低さも非常に問題だと思います。
まともな戦術や理論もないのであれば、もっとモチベーターとしての役割を果たす努力をすべきですが、それすらやってなさそうなことが残念というかしょうもないと言うしかありません。
今シーズンベストゲームとなった今日の試合ですが、トルガイ、中島洋太朗がいたときでも見られなかった素晴らしいサッカーをしたと思います。
この2選手の不在を嘆くことは今いる選手に対して失礼なことを理解できない人も多くいるなか、十分今いる選手でも素晴らしいサッカーが出来ることを証明したことが非常に大きなことでした。
ヴェルディの出来が悪かったのかもしれませんが、それでも転機となる試合。
スキッベが何一つ自身の采配を反省せずチームの方向性も示さない中、選手個々の奮起は勿論のこと、試行錯誤や話し合いがなされた結果だと思います。
スキッベは何一つ持ち合わせてない監督だと思っていましたが、唯一運だけは持っているようですが、運だけで優勝できるはずもありません。

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