優勝逃すも選手はよく戦った、しかしこのままでいいのか? J1 第38節 vs. ガンバ大阪

2024年12月8日日曜日

Soccer

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アウェイで行われたガンバ大阪戦は1-3で敗れ優勝も逃しました。

リーグ最終戦となった今日の試合、サンフレッチェが勝ち、神戸が引き分けか負けで優勝が決まる大事な試合でしたが、この大事な試合で結果を残すことは出来ませんでした。

昨シーズンを振り返ると、シーズン最終戦であり、ビッグアーチ最後の試合でガンバをボコボコにしましたが、今シーズンは最終戦でガンバにボコされる形となりました。

結果からしてみれば、神戸が勝ったことで望みは絶たれてしまいましたが、勝ってシーズンを終えたかったですね。

青山、柏もベンチ入りし必勝体制で望んだ試合でしたが、やはりこのチームの課題は全く改善させていないのは明らかで、来シーズンもこのままの体制で行くのであれば難しいシーズンを強いられそうな予感もします。


今日の試合を振り返ると、ガンバが強かったのは認めないといけませんが、やはりサンフレッチェのチームとしての策のなさを露呈した試合でした。

決して悪い試合ではありませんでしたが、球際ではガンバの選手に競り負け続け、攻撃も単調なものばかり。

そして得点こそリーグナンバーワンとはいえ、それを感じさせないほどの決定力の無さを実感させられました。

先制点を奪われてから何度も相手のミスから決定機を迎えましたが、これをことごとく決めきれなかったのが全てですね。

後半の一時は同点に追いついた思われた加藤のゴールもゴンサロのオフサイドが取られるなど運にも見放され、もう悪い流れを止められる術はなかったように思えました。

あのゴールが認められていればサンフレッチェに流れがきていたのは確実でしたし、あまりにも痛いオフサイドでした。

その後はガンバに立て続けにゴールを決められ3-0となり試合は決しましたが、加藤の執念のゴールで一矢報いてくれたのが唯一の救いでした。

シーズンを通して満身創痍の中戦ってきた加藤が最終戦でゴールを決めてくれたことは非常に嬉しかったですね。


しかしながら今日の試合というか、シーズン終盤のサンフレッチェの戦いはこのチームの限界を多く感じました。

クラブの連勝記録を塗り替えたとはいえ、スキッベ監督の無能さは明らかで、何一つチームとして攻撃の形が作れなくなったことは危機感を覚えます。

攻撃に関してはほぼ選手任せで、コーチがどれだけ戦術を浸透させているのか分かりませんが、全くチームとして成長した実感はありませんでした。

外国人選手に関しても全員入れ替えるくらいのことをしないとこれ以上上を目指せませんし、スキッベ監督肝いりの外国人選手の体たらくっぷりには残念を通り越して呆れ返ってしました。

ピエロスは今シーズン限りだと思いますが、魔法の切れたトルガイは中島洋太朗以下の実力となり、ゴンサロに関しては何一つ役に立っていないのはどうするつもりなのでしょうか?

正直言ってゴンサロは来シーズン戦力として計算してはいけない選手ですし、常にもっさりと動き、守備もろくにせず、ターゲットにも電柱にすらなれないゴンサロが来シーズンどれだけ頑張ろうが結果はたかが知れています。

ベン・カリファ、ピエロスに続く補強の失敗なのは明らかですし、スキッベ監督の見る目のなさも明らかでしょう。

サンフレッチェに必要な外国人選手はガンバにいるような外国人選手で、一人で打開できてスピードのある選手でしょう。

一部のファン、サポーターにはヘイトを買い、スキッベ監督が就任後実質戦力外となったジュニオール・サントスのような選手がどれほど貴重だったかを痛感するほど、今のサンフレッチェの外国人のレベルの低さは大きな問題だと思います。

ワントップの出来る外国人選手を補強せずシーズンを迎えたツケが回ってきた感じもしますね。


あとは日本人選手に関してですが、育成クラブを返上してでもありとあらゆる所から選手を獲得していくべきでしょう。

ユース出身ではない今シーズンチームMVPの中野の活躍もありましたし、大学ナンバーワン選手の中村草太を獲得したことを布石として、ユースにこだわらない強化を実行しなければチームは弱体化する一方です。

最近ではモノになったのは川村、荒木、東くらいのものですし、ユースから即昇格、大学経由に関わらず、実際ユース上がりの選手が一人前になる確率はかなりのレアケースとなっているのが実情です。

一番期待していた満田のパフォーマンスが低下し続けているのは残念ですが、現状ではただトップに昇格させて数を増やしているだけの名ばかりの育成クラブとなってることをどう考えているのでしょうか。

ホーム最終戦で「サンフレッチェはもう一地方クラブではなく、Jリーグを引っ張っていく存在」だと社長は語っていましたが、そうであればもっと広く選手を獲得していく必要があると思います。

特にサンフレッチェは個の能力を全面に出す選手は皆無ですし、多くの選手が良くも悪くも大人しい選手ばかり。

ポテンシャルが低いわけではありませんが、ボールをキープすることを恐れパスに逃げ、ボールを前へ運べない、ドリブルで仕掛けられない、スピードもない選手があまりにも多いのはどうにかしないといけません。

外国人選手でそれを補うことも必要ですし、高校、大学ありとあらゆる所から本当にプロとしてやっていける選手を見極め獲得してもらいたいです。

サンフレッチェの選手の個の能力は高いと聞くことも多くありますが、個人的には他のチームに比べ個の能力は低いと思わざるを得ないほど一人では何も出来ない選手が多くいるのは危機感を覚えます。


そしてスキッベ監督に関しては来シーズン続投が決まっているようですが、スキッベ監督の限界は明らかですし、どんな結果になろうとも長くても来シーズン限りで次の監督にバトンタッチさせるべきでしょう。

個人的には今シーズン限りでいいと思っていますが、優勝を争ったことで続投もやむなし。

スキッベ監督から学ぶことがなくなっているのは選手が一番感じていることかもしれませんが、フロントはどう考えているのでしょうか。

来シーズンどんな状況になるのか分かりませんが、次期監督のリストアップが進んでいることを願うばかり。

そして新たな外国人選手も獲得しないといけませんし、ワントップ、ツーシャドー、ボランチ、ウイングバック、ディフェンスなど多くのポジションで選手は足りていませんし、積極的な補強を実行すべきでしょう。


今シーズンは久々に優勝を争うシーズンとなり選手には感謝の気持ちで一杯です。

こんな高揚感に包まれたのは久々でしたし、本当に楽しいシーズンを過ごさせてくれました。

大橋、川村といった代表クラスの選手が抜けながらもここまで上り詰めたのは素晴らしい限りで、選手は自分自身を褒めるべきです。

青山の引退を優勝で飾れなかったのは選手が一番悔しいと思いますが、この教訓を来シーズン活かすも殺すも選手次第。

選手にはもう一つも二つもレベルアップしてもらいたいですし、とにかくもっと失敗を恐れずチャレンジしてもらいたいですね。

何度も言いますが、優勝を逃したとはいえ本当に素晴らしいシーズンでした。



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