京セラドームで行われた阪神タイガース戦は9-3で勝利。
オリンピックによる中断期間を経て、約一ヶ月ぶりのペナントレース再開となりましたが、幸先の良いスタートが切れて何よりです。
ペナントレース再開初戦は首位阪神、更に苦手の西が先発するということで難しい試合が予想されましたが、打線が西の出鼻をくじき1回に一挙4得を先制し流れを掴んだことが大きかったです。
小園のスリーベースで先制し、坂倉のショートゴロの間に追加点。
更に松山の2点タイムリーも大きかった。
尻上がりに調子を上げる西の出鼻をくじく理想的な素晴らしい攻撃でした。
その後も野間のホームランなど効果的に追加点を奪い、一番の懸念材料である打線の頑張りによって勝利を引き寄せましたね。
9回の鈴木誠也のタイムリーなど、試合を決定づけるダメ押しの猛攻も見事でした。
10安打9得点と、あと1本出ないカープ打線のイメージとはかけ離れ、効率よく得点を取れたことも大きいですね。
そして、今シーズン調子が全く上がらないカープ先発の大瀬良のピッチングが冴えていたことも勿論大きな要因ですね。
7回1失点と文句なしのピッチング。
阪神打線の早打ちにも助けられましたが、球数を抑えた効率のいいピッチングで本来の姿を取り戻しつつあります。
これまではここぞという場面で痛恨の失投で勝ち星を逃してきましたが、今日は特に丁寧なピッチングを心がけているように見えました。
更にバッティングの面でも見せ場を作り、7回に粘りに粘り貴重な追加点に繋がる四球を選ぶなど、勝利への執念を感じるプレーを見せてくれました。
完全復活というのにはまだ時期尚早かもしれませんが、確実にこれまでのピッチングよりも精度が挙がっていることは確かです。
森下、九里が支えている先発ローテですが、このピッチングを続けて先発3本柱を確立させてもらいたいですね。
約一ヶ月ぶりの試合でしたが、特に中断前と変わらず、小園、林といった若手も好調を維持しており、エキシビョンマッチで調子の良かった田中をスタメンに戻すという愚策をとらなかったことも良かった点ですね。
どう転んでも今シーズンも優勝は不可能なことは確かですし、若手の育成にもっと注力したほうがいいでしょう。
目先の勝利に拘り、3位以内に入りクライマックスシリーズ進出したところで得るものは大してありません。
結局のところ、カープは血の入れ替えを断行しない限り優勝どころか、毎シーズン最下位を争うチームから抜け出すのは難しいでしょう。
これだけ将来有望な若手を抱えていながら今の順位に甘んじているのは監督、コーチ含め球団全体の体質によるものが大きいですね。
腐れきった球団の体質が変わらない限り、選手も不幸になり、ファンの不満もたまるばかりです。
開幕当初に比べると大分閉塞感はなくなりつつありますが、もっと若手の積極起用を期待したいところです。
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