ドウグラス・ヴィエイラ大暴れ！　J1 第29節 vs. 柏レイソル

アウェーで行われた柏レイソル戦は3－0で快勝しました。

滅多に複数得点が取れないサンフレッチェにおいて、3点を奪って尚且無失点で終える貴重な試合になりましたね。

特に今日のヒーローであるドウグラス・ヴィエイラのハットトリックは素晴らしかった。

前半に奪った先制点は青山の絶妙な縦パスから決めましたが、決して簡単なゴールではありませんでした。

相手ゴールキーパーをいなした上手すぎるシュートで、ドウグラスの足元のテクニックの高さが伺えるゴール。

動き出し方も見事で、何度も動き直しながらオフサイドギリギリで抜け出し、青山のパスを引き出す動きは素晴らしいの一言。

後半奪った2点目となるゴールは相手ゴールキーパーがかなり前まで飛び出し、ゴールががら空きになったところを狙ったロングシュートでしたが、あれも簡単ではありません。

外したら外したで、何であんな簡単なシュートを外すんだと言われるようなシーンでしたが、冷静に決めてくれました。

ハットトリック達成となった3点目は東のクロスのこぼれ球を決めましたが、あれはご褒美のようなものでしたね。

今日も前半から献身的に走り回り、ポストプレーも頑張り、味方のパスを引き出す動きを何度も試み、ゴールという結果も残したご褒美です。

これまでドウグラスに関しては違いを見せられる選手ではなく、平凡な選手だと言ってきましたが、それを覆すかのような爆発的な活躍を見せてくれました。

手放しに称賛出来る内容と結果を残しましたが、一方で相手のディフェンスにかなり脆さがあったからこそ生まれたゴールでもありました。

これが格上の相手だったとしたら、これほどの活躍が出来たかは疑問ですが、同じくらいの力関係の相手であればこれくらいできるのだと証明した試合でもありましたね。

前回エディオンスタジアムで対戦した時も思ったことですが、柏とはかなり力が拮抗していると思います。

連携が出来ているのかどうか分からないようなチグハグな攻撃だったりサンフレッチェに似ているチームです。

今回は3－0で快勝しましたが、一歩間違えたら逆の立場になっていたことでしょう。

それくらい両チームともに脆さを感じるチームです。

しかしながら今日はスカッとする試合でした。

特に致命的なミスもなく、細かいミスもほぼ目立ちませんでした。

サンフレッチェは簡単なパスやボールタッチもミスするようなチームですが、今日は驚くほどスムーズなボール運び、パス回しを見せてくれました。

ホーム大分戦以来の複数得点で18節エディオンスタジアムで行われた同じく柏戦以来の無失点。

柏と相性が良いだけなのかもしれませんが、今日のような試合を継続出来るのか見ものですね。

多分継続出来ないと思いますが、格下相手にしっかりと勝点を奪えるチームであってもらいたいですね。