国立競技場で行われた強敵セレッソ大阪とのルヴァンカップ決勝。
2-1の逆転勝利で、ついにサンフレッチェがカップ戦初制覇しました。
何という劇的な幕切れだったか。
後半早々に佐々木のしょうもないミスから失点し、相手選手の退場などありながらも攻めあぐねていましたが、後半アディショナルタイムの51分にPKを獲得。
そのPKをピエロスが落ち着いて決め、試合終了間際の同点劇。
そのまま延長戦にもつれ込むと思いきや、更に攻め続けたサンフレッチェは後半56分コーナキックからまたしてもピエロスが決めついに逆転!
まさかまさかの試合となりました。
先週の天皇杯の悪夢から6日、相変わらず試合内容は褒められるものではありませんでしたが、選手の執念は感じました。
最後まで諦めないのは当たり前ですが、特に同点に追いついたあと攻め続けてそのまま勝ち越したことを大いに評価したいです。
相手が一人少ないとはいえ、あのまま延長戦にもつれ込みまたPK戦まで行けば、サンフレッチェに勝機はなかったでしょう。
同点に追いついた勢いのまま、相手が落ち込んだスキを見逃さず畳み掛けたサンフレッチェイレブンの執念を感じる瞬間でした。
悲願のJリーグカップ初制覇の余韻に浸りたいところですが、今日の試合は実力というよりも運要素のほうが強かった一戦でした。
相手外国人選手のラフプレーによる一発退場、そして後半アディショナルタイムの相手選手のハンドなど、相手に大いに助けられ勝利することが出来ました。
それは決してサンフレッチェの執念が引き寄せたものではなく、あくまでも運が良かっただけの話。
サンフレッチェの腰の引けたサッカーは相変わらずで、失点シーンがサンフレッチェの後ろ向きで消極的なサッカーを象徴していましたね。
佐々木のミスで失点しましたが、他の選手も何度も消極的なパスから危ないシーンを招くなど、選手個々だけはなく、チームとして反省する必要があります。
この消極的なサッカーは今に始まったことではなく、シーズン終盤になるにつれ目に余るほどのものでした。
先週も同じように消極的なサッカーで負けたのにも関わらず、今日も同じミスを犯すという大失態。
今日は運に味方され勝つことが出来ましたが、負けていたら本当にファン、サポーターは憤慨していたことでしょう。
先週よりも少しましになったとはいえ、ボールを前に運べる選手はほぼおらず、相変わらずぎこちないパス回しを展開し、横パス、バックパスに逃げる選手ばかり。
コンビネーションもほぼ皆無で、足元へのパスを出し続け、スピード感など全くないあまりにもつまらないサッカーでした。
ドリブルの出来る選手がほぼいないのは致命的で、ボールを持てる選手すら見当たらない。
攻撃のバリエーションもほぼなく、ショートカウンターでしか点の取れないチームに成り下がってしまったのは残念でなりません。
監督もどんどん保守的になっており、無難なメンバー選考、無難な戦術と日に日に魅力のないチームになっているのは気がかりです。
サンフレッチェの人材不足が大きな問題なのは明らかですが、もっと前への意識を持った選手を起用してもらいたいところです。
3バックしか出来ないサンフレッチェですが、そんなことは関係なくフォーメーションの変更も視野に入れるべきですね。
いきなり4バックにしろとは言いませんが、このチームはワンボランチ、2トップの形がベストかもしれません。
後ろに人数をかければかけるほど守備が脆くなっているように見えますし、もっと前線に人数をかけて得点力向上を意識するべきでしょう。
今日は悲願のカップ戦初制覇という歴史的な一日でしたが、これからもサンフレッチェの戦いは続きます。
結果を出せば出すほど、クラブに求められることは多くなってきますし、チームとしてさらなるレベルアップを目指してほしいです。
最後になりましたが、昨日工藤壮人選手がお亡くなりになりました。
柏レイソル時代にはリーグ優勝も経験し、サンフレッチェにも多大な貢献をしてくれた選手。
サンフレッチェ、そして広島への貢献を感謝するとともにご冥福をお祈りします。
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