エディオンスタジアムで行われたコンサドーレ札幌戦は1-2で負けました。
奇跡のルヴァンカップ優勝から1週間、ホーム最終戦となった今日の試合でしたが、完全に札幌に力負けした形でしたね。
前半から札幌のボール回しに翻弄され、前半23分にミスからショートカウンターをくらい失点。
その後、前半37分に塩谷のクロスを野津田が上手く左足アウトに合わせて同点に追いつきましたが、後半にも失点してしまいそのまま試合は終了しました。
まず今日の試合の感想としては負けて当然の試合でした。
運良くルヴァンカップ決勝では勝つことが出来ましたが、シーズン終盤からずっと続いている閉塞感は相変わらずで、何一つチームが良い方向に進んでいないと確信するほどイライラさせられました。
スタメンも相変わらず無難かつ面白みのないメンバーで、ここ最近の後手に回り続けるリアクションサッカーを90分見せられただけの試合でした。
単純にサンフレッチェの選手は札幌の選手に比べて下手の一言。
止めて蹴る技術がJ1だけではなく、Jリーグ全体と比べてもかなり劣っているのは明らかで、下手くそなのにも関わらず、軽いプレーが多いのはいけませんね。
唯一野津田が前への意識を強く持ち、アグレッシブなプレーを見せていましたが、他の選手は何をやっていたのか?
ワントップのベン・カリファはもう使うほうが悪いレベルで何一つ役に立っていませんし、シャドーの森島はボールも前に運べず、キープも出来ず、ドリブルも出来ず、小手先の軽いプレーばかりで悪い印象しかありませんでした。
森島に関しては冗談抜きでワントップ、もしくはツートップの一角で起用したほうが森島のポテンシャルを活かせそうな気もします。
森島はどう見てもゲームメイクに長けているとは思えませんし、シャドーは勿論、ボランチでも使えず、サイドは特に苦手にしていますし、もうフォワードしか選択肢がないくらいにプレーの幅が狭い使いづらい選手になってしまったのが残念でなりません。
それでもゴール前でのポジショニングやアイデアには非常に長けている選手だと思いますし、来シーズン以降森島のフォワード起用は選択肢に入れてもらいたいところです。
そして完全にチームのウィークポイントと化してしまっている両WB。
スピードもなく、ドリブルも出来ず、まともにクロスすら入れられないのでは話になりません。
サイドが機能していないのはチーム自体の問題も大きいとは思いますが、サイドの選手にはやはり個の能力が必要なのは明らかですね。
藤井をこのまま干すつもりなら、一人で状況を打開できるくらいのスピードとドリブル、そしてテクニックを持った選手を獲得しないといけません。
藤井の何が不満なのか、プレーではなく素行の問題なのか知りませんが、柏、野上の両WBは絶望的に可能性を感じませんね。
シーズン終盤になりベテラン選手の疲労もピークをとっくに過ぎているのもパフォーマンス低下に関係しているとは思いますが、いい加減ベテラン選手にばかり頼るのもやめないといけません。
ディフェンス陣に関しても守備にしてもビルドアップにしても目も当てられないほど酷いものでした。
あまりにもあっさりと守備を崩壊させられ、あまりにも簡単に失点する有様はもう見飽きました。
ボールを受けてもバックパスしか出来ず、まともにディフェンスラインからビルドアップ出来ないのがこのチームの致命的な欠陥ですね。
足元の技術があまりにも低く、簡単なバックパスさえ危ないシーンに繋がっています。
城福サッカー晩年を思い起こさせるほどの閉塞感。
攻撃の戦術があるのかないのか分からないほど得点の匂いがしないチームになりました。
相手のミスがなければ得点できず、ショートカウンターをしようにも簡単に相手にいなされ為す術なくやられています。
シーズン序盤の2人目3人目の連動もなく、ただ足元へのパスを繋げるだけの単純明快の可能性のない面白味のないサッカーになってしまいましたね。
城福監督も就任初年度は2位という結果を残しましたが、スキッべ監督はどうなることやら。
史上初のカップ戦制覇という偉業は達成しましたが、意外にも柔軟性を欠いた、頭の固い頑固な一面も見えてきましたし、最近の試合の無策っぷりにも悪い意味で驚かされています。
しかしながら唯一良いところを挙げるとすれば、棚田を途中出場させたことですかね。
試合の流れを見ても明らかに遅すぎた感は否めませんが、棚田のプレーを見ることが出来たのは収穫ですね。
棚田は一対一を決めきれないなど、手放しに褒めることは出来ませんが、少なくともフル出場したベン・カリファよりも明らかに見せ場を作った事実をスキッべ監督がどう見るのでしょうか。
長いようで短かった2022シーズンもあと1試合となりました。
シーズン途中までは明るい未来しか見えていませんでしたが、ここに来て暗雲垂れ込む状況になっているのは気がかりです。
外国人選手を含めた選手個々のポテンシャルの低さ、監督の柔軟性と戦術のなさ、そして選手の平均年齢の高さや選手層の薄さ。
今シーズン最終戦こそは来シーズン以降に希望を持てる試合内容を見せてもらいたいですね。
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