劇的ゴールで今シーズン3位フィニッシュ　J1 第34節 vs. アビスパ福岡

アウェーで行われたアビスパ福岡戦は1－0で勝利しました。

後半アディショナルタイム終了ギリギリのタイミングで荒木の劇的ゴールが生まれ、今シーズン最終戦を勝利で飾り、3位フィニッシュでシーズンを終えることが出来ました。

試合を振り返ると、終始ほぼほぼサンフレッチェペースで試合を進めながらも決定力を欠いた試合でした。

20本以上のシュート、枠内にもしっかりとシュートを打ちながらも相手ゴールキーパーのビッグセーブなどもあり1点が非常に遠い試合でした。

更に福岡の激しいプレスでなかなか思ったようにボールを運べないこともあり、このまま0－0で終えるだろうなと思わせました。

そんな重い雰囲気の中、最後の最後、後半アディショナルタイムに荒木の劇的ゴールは痺れましたね。

前半相手にPKを与えそうな危ないシーンもあった荒木ですが、今シーズン初ゴールが非常に価値のある貴重なゴールとなりました。

これにより来シーズン新設されたACL2、アジアチャンピオンズリーグエリート2への出場権を獲得しました。

今シーズンのACLで日本チームが優勝しないという条件つきではありますが、来シーズン新スタジアムでACLを戦える見込みがあるのは非常に喜ばしいことです。

賞金も3位と4位では違いますし、今日の勝利は色んな意味で価値のあるものになりましたね。

今シーズン全ての日程を終えましたが、リーグ戦は昨シーズンと同じ3位でのフィニッシュとなりました。

昨シーズンはカップ戦でタイトルを獲得しましたが今シーズンは無冠でシーズンを終えました。

終わってみれば、個人的には期待以上の成績を収めてくれましたが、課題も残るシーズンになりましたね。

それは言わずもがなチームとしての満田への依存度の高さですね。

前半戦かなりいいスタートを切ったサンフレッチェですが、満田が怪我で離脱するやいなや、別のチームになったかのような体たらくっぷり。

満田一人いなくなったくらいで本当に目も当てられないくらいに酷い状況に陥ったチームの力の無さは問題ですね。

満田が復帰してからは新戦力の加藤、マルコス・ジュニオールなどの力もありいままで以上にいいチームになった感じもありますが、来シーズン以降満田依存を解消する必要があります。

満田もいつまでもサンフレッチェにいるわけもなく、移籍を前提としたチーム作りをする必要がありますし、満田のようにチャレンジする選手を獲得するか育てるのかしないと上に行くのは厳しいでしょうね。

スキッベ監督の戦術にも疑問が残ることも多く、個人的には解任するべきとシーズン中には思っていましたが、3位で終えた功績を考えると来シーズンもサンフレッチェを任せるべきでしょう。

しかしながら選手と同じくスキッベ監督にも目に見える成長を求めたいですし、仮にACLを戦うのであれば、さらなる戦術の浸透も必要になってきます。

今シーズンも非常に素晴らしい戦いを見せてくれたサンフレッチェですが、来シーズンは新スタジアムでさらなる飛躍を期待したいですね。

新スタジアムが出来ると勝てなくなる新スタの呪い的なものもあるようですが、早くエディオンピースウィング広島の環境に慣れてもらいたいですね。

タイトルこそ取れませんでしたが、非常にいいシーズンになりましたね。

選手の皆様お疲れ様でした。