ピースウィングスタジアムで行われたサガン鳥栖戦は4-0で圧勝しました。
前半18分に塩谷のゴールで先制し、前半31分には川村のゴールで追加点。
後半は川村がもらったPKをピエロスが決めて3点目。
更に後半アディショナルタイムに中野のヘディングゴールまで決まり予想外の点差をつけての勝利となりました。
相性の良い鳥栖が相手とはいえ、鳥栖も前節4-0と札幌相手に圧勝しており調子も良さそうだと思いましたが、サンフレッチェがそれを上回りましたね。
しかしながら今日の試合を振り返ると、今シーズンまだ3試合目とはいえ一番悪い内容でした。
パスミスやビルドアップの不安定さも目立ち、フィニッシュの精度もいつも以上に悪かったですね。
それでもこれだけの点差をつけれたのは鳥栖のゴールキーパーから丁寧にビルドアップするやり方がサンフレッチェにとっては都合がよく、前からのプレスから何度も決定機を作ることが出来ました。
もっと簡単に前線の外国人選手にフィードしていればサンフレッチェにとっては脅威になっていたでしょうが、鳥栖は自分たちの形を崩さず戦ってくれました。
ほぼ開幕戦の浦和戦と同じような展開ながらも内容は乏しかったですが4点も取れたことは非常に良かった点ですね。
開幕から3試合続けて同じメンバー、前節は一人も交代せず90分戦いスタメンの選手たちは少なからず疲労が残っていたことも低パフォーマンスの要因だったのかもしれません。
しかしながら悪いなりに無失点に抑えた守備陣の頑張り、前線の3選手の前からのプレスも非常に効いていました。
加藤も相変わらず守備だけではなく、チャンスメイクにも何度も関わり決定機を演出しましたし、大橋に関しては献身的な守備こそしてくれましたが、肝心の決定力は残念でしたが次に期待しましょう。
ピエロスも献身的な動きで貢献してくれており、ピエロスがベンチに下がると明らかにチーム全体の強度が落ちますし、シュート精度や個の能力に関してはかなり低いと言わざるを得ませんが、前プレスに関してだけは非常に秀でた存在なのかもしれません。
そして何と言っても満田、川村の両ボランチがチームを支えていますね。
攻撃的な両選手ですが、変にチームのバランスを崩すことなく守備でもかなり体を張り、ピッチを縦横無尽に走り回りサポートとしての役割も十二分に果たしてくれています。
川村は貴重な追加点を決めましたし、満田はボールを運んで相変わらず良いパスを出してチャンスメイク。
ゴールこそありませんでしたが、攻守にわたり満田の存在感はかなり際立っていますね。
今日の試合は内容的にはかなり悪かったですが、結果的に大勝で終わりました。
前節のように交代枠を使わず終わることもなく、短い時間ながらも小原のJ1デビューも果たせました。
森保監督時代や城福監督時代のように長期政権になればなるほどメンバーを固定しがちになりますが、単純に選手の疲労も考慮し、怪我のリスクにも対応しながら戦えるかがカギですね。
まだ3試合しか消化していませんが、現状のサンフレッチェもメンバーが悪い意味で固定化されつつあります。
カップ戦では色んな選手を起用するでしょうが、もっとリーグ戦で色んな形を試す必要があります。
上手くいっているからといってメンバー交代を遅らせる傾向も気になりますし、引き出しの少ないスキッベ監督がこれから新たなオプションを試せるか注目したいですね。
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