勝運がなかった、しょうがない　J1 第34節 vs. 湘南ベルマーレ

アウェーで行われた試合は1－2でまさかの逆転負けを喫してしました。

前半中野のスーパーゴールで先制しましたが、後半湘南の反撃に遭い2点を奪われそのまま試合終了。

最低でも引き分けで終わりたい試合でしたが、後半終了間際に湘南の意地に屈してしまいましたね・・・残念。

しかしながらここまでリーグ戦の連勝記録を更新する快進撃で首位まで上り詰めてきましたが、そろそろ負けてもおかしくない時期でした。

勿論勝つことがベストでしたが、昨日神戸が敗れたことが功を奏しましたね。

引き分けたところで勝ち点差は2に広がっただけでしたし、潔く負けたことがプラスに働くと信じるしかありません。

久々にリーグ戦で負けを味わった今日の試合を振り返ると、あまりにも運がなかった試合でした。

前半からサンフレペースで試合を支配しましたが、決定機をことごとく決めきれなかったのが痛かった。

相手キーパーのビッグセーブやポストに嫌われるシーンも多く、本当なら4、5点取れるような試合展開でした。

頑なに後ろからビルドアップしてくる相手を何度も捕まえてビッグチャンスを作りましたが、あまりにもゴールが遠かった。

中野のスーパーゴールで勢いがつくと思いきや、前半終了間際にコーナーキックから一時はゴールと思われた危ないシーンを作られるなど、嫌な雰囲気を感じた人は少なくなかったのではないでしょうか。

その予感が的中し後半サンフレッチェはチャンスを何度も作りながらもゴールを奪えず、結果的に相手に流れが行き2失点。

1失点目の大迫の中途半端な飛び出しからの失点は昔からよく見るシーンですが、もっと大迫にはどっしりと構えてもらいたいです。

最近はああいった場面でも何とか失点につながることも少なくなっていましたが、若い頃からの飛び出し癖が治っておらず、未だに中途半端に飛び出してクリアも出来ず危ないシーンを多く作っているのが気がかりです。

しかし今日の大迫は1対1の決定機を阻止するなどしっかりと役割を果たしてくれましたしあれも運が悪かったと言えば運が悪かった。

守備に関しては荒木の負傷交代も心配されますし、今日は勝敗よりも荒木の状態のほうが心配でなりません。

2失点こそしましたが、2失点目は湘南の執念を感じるゴールでしたししょうがないとしか言えません。

攻撃面に関してもあまりにも運がなかったですね。

東に関しては少し残念なパフォーマンスでしたが、今日スタメンで出場した選手は100点を与えてもいいくらい全員素晴らしいパフォーマンスを見せました。

特にトルガイ、中島のゲームメイクが光り、松本泰志の気の利く動きにも磨きがかかり、川辺の前線への飛び出しから決定機を何度も作るなど内容はかなり良かったですね。

見ていて非常に心躍らせるようなパフォーマンスを見せながらも得点は1点にとどまるのはあるあるなのかもしれません。

そして毎試合スキッベ監督の選手交代の遅さを批判してきましたが、今日は選手交代のタイミングが非常に難しかった試合です。

後半30分に被労が見える中島を交代させピエロスを投入しましたが、ピエロスのパフォーマンスどうこうよりも中島がいなくなった影響はかなりありましたね。

トルガイもスタミナのある選手では決してありませんし、中島とトルガイがいたからこそ緩急をつけた攻撃が出来ていましたが、中島の交代によりサンフレッチェの攻撃が停滞したのは確かです。

マルコス・ジュニオールがいれば違ったかもしれませんが、少し冷遇されているのが気になるところですね。

今日はスタメン選考、選手交代を含めた采配に関しては何一つ不満もありませんし、やることをすべてやった結果負けてしました。

特に中島をスタメンに抜擢したことは非常に良かったですし、ゴンサロのコンディションが上がってない中、ゴンサロを無理にスタメンに起用しない采配にも賛同します。

あとはトルガイ、中島のようにゲームを落ち着かせ、しっかりとゲームメイク出来るマルコスの力は絶対に必要です。

来シーズン以降の去就が不透明な選手ですが、優勝するためにはマルコスの力を借りないといけません。

今日試合は残念な結果に終わりましたが、いつかは負けるときが来る、今日がその日だっただけと捉えましょう。

神戸が負け、町田も引き分けるなどほぼ試合前と変わらない状況なのが救いです。

次節以降は神戸もギアを上げて取りこぼしなく戦ってくると想定しながら戦わないといけませんし、もう引き分けさえも許されない試合ばかり。

カープのようにここから大失速する可能性もゼロではありませんし、チーム全員の力を結集して難しい試合を勝ちきってもらいたいですね。