アウェーで行われた水戸ホーリーホック戦は3-0で快勝しました。
前半早い時間に水戸が退場しその後鈴木のゴールで先制。
後半には中野と菅のゴールもあり危なげない勝利となりました。
試合を振り返ると、アウェーの地で行われた水戸ホーリーホック戦は3-0というスコアだけを見れば快勝であり、結果という最低限の課題をクリアした点においては素晴らしい限り。
しかし、その90分間に繰り広げられたピッチ上の真実は、決して手放しで誇れるような内容ではありませんでした。
試合の構図を決定づけたのは、前半21分に訪れた水戸のドグソ(DOGSO)による一発退場という「幸運」に他ならない。
過密日程のラストゲームであり、満身創痍で疲弊しきったサンフレッチェにとって、この数的優位は願ってもない命綱となりました。
今季は過去の岡山戦や福岡戦が象徴するように、相手に退場者が出た途端に攻めあぐね、たった1点を奪うことすら泥沼化する悪癖を露呈してきました。
その悪夢を振り払ったのは、間違いなく前半の鈴木による圧巻のゴラッソであった。あの理不尽なまでの個の打開がなければ、引いてブロックを敷く相手を崩すアイデアに著しく欠ける今のチームは、再び自滅の泥沼にハマっていたはず。
あのワンプレーが試合の停滞を打破し、後半における中野・新井のコンビネーションからの追加点、そしてイェンギのポストプレーを起点とした菅のダメ押しゴールへと繋がったのは確か。
クリーンシートで終えたスコアだけを切り取れば、まさに「完勝」と呼ぶにふさわしいでしょう。
しかし、一人少ない格下のアドバンテージを得ておきながら、ピッチ上に充満していたのは保身と消極性に満ちた安全策の応酬。
前方を狙える絶好の局面でさえ、選ぶのは無難な横パスと責任転嫁のバックパス。
相手の重圧が希薄な状況下で、見苦しいパス回しを終始繰り返す姿には強い憤りすら覚えました。
特に期待を寄せてきた中島のパフォーマンス低下はもはや絶望的な域に達している。
相手が1人減り、しかもベストメンバーとはほど遠い水戸を相手にしてなお、あの程度のプレーしか披露できない現実にはめまいすら覚える。
プレッシャーから解放されているにもかかわらず、自力でボールを前進させる推進力もなければ、相手を運んで運べる度量すらない。
パスを受ければ一歩も足が動かず、ただ横や後ろへボールをさばくだけ。
時折見せるスペースへの走り込みも、戦術的な意図など微塵も感じられない、単なる「走っています」というアリバイ作りのアリバイプレーに過ぎない。
スピードもアジリティも欠如し、チーム内で最も鈍重で重苦しい動きを晒している上に、他の選手より明らかにフレッシュな状態で投入されながら気を利かせた動き一つ見せられない。
スピードもアジリティも無いならば、それを補う圧倒的なテクニックがあるかと言えばそれも皆無。
誰にでもできる安全な無難なプレーを延々と繰り返し、ごく稀に綺麗なパスを1本通すだけの「平凡以下」の選手に成り下がってしまった姿は残念でならない。
彼が今後トップレベルのフットボーラーとして生き残りたいのであれば、フィジカル、技術、運動量のすべてを根底から叩き直さなければ到底不可能でしょう。
同じくユース出身の小林にしても、その不甲斐なさは同じ。
惨状とまでは言わないまでも、止める・蹴るというプロとして基本中の基本である技術の拙さ、そしてピッチ上で味方に依存し切った他力本願な姿勢には失望しました。
もっと前を向いてリスクを冒し、牙を剥くようなチャレンジが見たかったが、結局は中島同様に「誰でも代用できる無難なコマ」の域を出なかった。
スタメン抜擢という絶好のアピール機会でありながら、あの程度のパフォーマンスでは指揮官ガウルの信頼を勝ち取ることなど万に一つもないでしょう。
中島と小林の停滞を突きつけられれば、「これこそがサンフレユースの限界だ」と揶揄されても何一つ反論できないのが現状ですね。
もちろん、チームを取り巻く環境の過酷さは察するに余りあります。
過密日程の底であり、負傷者が続出する惨状の中、関東勢に比べて明らかに過酷な移動距離のハンデを背負いながら結果を残した選手たちの執念には一定の敬意を表したい。
本来、批判の矛先が向けられるべきは、歪なスモールスカッドを放置し、現場で役立たない助っ人外国人ばかりを買い漁る無能なフロント陣。
フロントの人災によって現場と選手が割を食い、疲弊し切っている構造には反吐が出る思いだが、これ以上の離脱者を出すことなくこの連戦を乗り切ったことだけが唯一の救いですね。
ルヴァンカップを敗退した今、残されたタイトルはリーグと天皇杯のみ。
手負いのスカッドを鑑みれば、カップ戦の敗退はある種の怪我の功名と前向きに捉える余地もあります。
しかし、ここから本気で頂点を掴み取りに行くというのであれば、今のぬるま湯に浸かった選手個々の意識改革と、監督による徹底した意識の補正が絶対条件となります。
客観的に見て、現在の攻守における個のクオリティはタイトルを狙う器に大きく達しておらず、現実的な優勝の可能性は極めて低いと言わざるを得ません。
この予想を惨めにも覆すほど、小心者と化したサンフレイレブンが今一度プライドを呼び覚まし、覚醒してくれることを切に願うばかりです。
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