また追いつかれてのドローだったが、負けなくてよかった　J1 第4節 vs. 鹿島アントラーズ

アウェーで行われた鹿島アントラーズ戦は1－１のドローに終わりました。

またしても先制しながらもリードを守り切れず、何とも消化不良な試合でしたが、内容を考えるとドローで御の字の試合だったかもしれません。

試合を振り返ると、前半から鹿島ペースで試合が進みながらも、ある程度サンフレッチェも試合をコントロール出来ていました。

随所にカウンターがハマるシーンも目立ち、褒められた内容ではなかったものの、悪くもない試合展開。

そんな中、前半30分に浅野の豪快なミドルシュートが決まり先制。

浅野の思い切りの良さが出たシーンでした。

先制点を決めてからは鹿島の圧が更に高まりますが、大迫を中心にチーム全体で良い守備をしながら前半が終了。

後半は同点に追いつきたい鹿島が更にペースを上げ、何度も決定機を作られるなかで同点に追いつかれ、追加点も奪われそうな試合展開でしたが、何とかドローに持ち込んだ形でした。

開幕から勝ちきれない試合ばかり続いていますが、今日の内容からすればドローに持ち込んだことを評価しましょう。

ジュニオール・サントスがいない中、しっかりと点も決めましたし、前半に関してはチーム全体で良い感じでプレッシャーも掛けられていました。

後半の戦い方に関しては、選手交代の駒不足もあり、流れを変えれなかったことが痛かったですね。

更に守りに入りすぎたことで、攻撃面で良いシーンもほとんど作れず、鹿島のほぼ一方的な展開になったことも反省点です。

同点に追いつかれたことも反省しないといけませんが、やはり追加点を奪えなかったことが全てです。

点の取れる選手が不在ではどうしようもありません。

浅野はゴール以外でも随所に良い動きをしていましたが、やはりストライカーとしてはドウグラスの能力不足も嫌というほど感じてしまいます。

森島にしてもそうですが、このチームに足りないのはとにかく得点なのです。

献身的なプレーをしてチームに貢献するのもいいですが、必要なのはゴール。

点を取らなきゃ始まらない、無失点に抑える試合なんてシーズン通して数えるほどしかないだけに、得点力を上げなければ、優勝どころか上位にすら食い込めません。

サンフレッチェのチーム力を考えると、降格の心配こそしていませんが、毎年中位では面白くありません。

ジュニオール・サントスばかりに頼っていられませんし、2列目、3列目の選手の得点力を上げないと勝てる試合も勝てません。

開幕から4戦戦い3つの引き分けとなりましたが、負けなかったことが吉と出るのか凶と出るのかは、これからの戦いに懸かっていますね。