【広４－２阪】床田投げて打っての活躍、待望のクロン弾も飛び出す

マツダスタジアムで行われた阪神3連戦第2戦は4－2で勝利。

昨日は森下を筆頭とした若手投手陣の活躍で勝利を掴みましたが、今日はチーム一丸となり戦い理想的な戦いでした。

先発の床田が6回2失点に抑え試合を作り、同点で迎えた6回に床田の粘りのピッチングに応えたのが新外国人のクロン。

オープン戦からここまでかなり苦しんでいましたが、待望のホームランが値千金の勝ち越しホームランとなりました。

7回には絶好調の菊池にもホームランが飛び出し2点差。

その後は投手陣がしっかりと無失点に抑え、素晴らしい勝ち方でした。

今シーズン初登板となった床田ですが、まずはいい滑り出しとなりましたね。

個人的には床田を先発ローテに加えることに少し疑問符がありましたが、今日のピッチングは粘り強さも感じました。

自ら同点タイムリーも放つなど、勝ちへの貪欲さも感じさせましたね。

左腕不足のカープにおいて、床田には持っている能力以上に期待を懸けられることが多い印象ですが、あまり期待しすぎるのは可哀想です。

長年左腕を育てられない球団に入ったことも不幸なことで、目標とする左腕がいないのも大きな問題ですね。

そんな中、左腕唯一の希望として先発ローテを任され、結果を残せなければボロクソに言われる。

高橋健以来、まともに先発を任せられる左腕が出てきていませんが、床田がそれになれるのか優しく見守りたいところです。

そしてプロ初登板となった大道も緊張を感じさせるピッチングでピンチを招きましたが、何とか無失点で終えることが出来ました。

連投となった抑えの栗林も体力的にも気持ちの面でもかなり疲労がある中、今日も三者凡退で試合を締めてくれました。

明日は流石に休ませてもらえるでしょう。

打線に関しては菊池がここ数年の打撃不振の反省を活かし、堅実さを取り戻したバッティングで好調を維持しています。

出塁しては盗塁失敗、牽制死。チャンスでは全く打てない態度だけは超一流の田中とは違い、菊池は攻守においてチームを引っ張っている存在なのは間違いないですね。

決勝ホームランを放った新外国人のクロンはまだまだ見極めが必要ですね。

まだたった1試合活躍しただけですし、これから研究されていけば更に厳しい状況に陥るかもしれません。

真面目でチームに積極的に溶け込もうという姿勢は見ていて気持ち良いものですし、何とか日本で成功してもらいたい選手です。

しかし、ダメならダメで代わりとなる選手に誰を起用するのか、今のうちに決めておかないといけませんね。

今日の試合は先発投手が試合を作り、打線がそのピッチングに応えるという、カープにとってかなり珍しい理想的な試合運びでした。

この中に若手野手がもっと混じっていれば本当に喜ばしいことですが、現実は昨シーズンと何ら変わらないメンバーで戦い続けています。

こういった試合を若手に経験させることが必要なのですが、この監督では無理なのかもしれませんね。