ここまでチームが変わるとは　J1 第7節 vs. 横浜F・マリノス

エディオンスタジアムで行われた横浜F・マリノス戦は2－0で見事勝利し、リーグ戦ホーム初勝利！

前半34分に森島が先制ゴールを決め、後半にも森島がこの試合2ゴール目となる追加点。

前節今シーズンリーグ戦初勝利を飾り、その勢いのまま格上と言ってもいいマリノス相手に見事な戦いぶりを見せてくれました。

前節は初勝利を収めたものの、試合内容的には少し物足りない試合内容でしたが、今日は結果、内容ともに充実した試合でした。

何と言ってもマリノス相手にこの戦いで勝ったことが何より嬉しいですね。

試合を振り返ると、今日はサンフレッチェが完全に試合を支配しました。

全くマリノスにチャンスも作らせず、サンフレッチェがやりたい放題していた印象しかありません。

マリノスのゴールキーパーから意地でもビルドアップするプレースタイルに助けられた感もありましたが、ラインを高く保ち前からプレッシャーをかけるサンフレッチェのスタイルにマリノスが苦しめられていました。

序盤は少しサンフレイレブンの体が重そうな感じもしましたが、時間が経つにつれサンフレッチェの多彩な攻撃が幾度も見られました。

昨シーズンまでは頑なにサイド攻撃に徹し、とにかくサイドの選手にボールを預けてクロスしてもらうだけの単調な攻撃ばかりでしたが、スキッベ監督が来日してからは見違えるようなチームに変貌しました。

特に縦の意識の高さに驚かされますね。

とにかくボールを受けたら前を向いて効果的な縦パスで相手ディフェンスを崩すシーンが非常に多いです。

先制点の場面も野津田の縦パスから生まれましたし、中からの崩しのバリエーションは今までの比ではありません。

中からの崩しだけではなく、サイドでも単純にクロスを上げ続けるわけでもなく、見事なコンビネーションから切り崩すシーンが多かったのも印象的でしたね。

ボランチの塩谷、野津田は毎試合安定したパフォーマンスを見せていますし、今日はシャドーのポジションに入った満田も縦横無尽にピッチを動き回り、見事なアシストまで決めてくれました。

そして何シーズンも伸び悩んでいる森島に2ゴールも生まれたのも大きいかもしれません。

今日は前節の初勝利もあり、非常に伸び伸びとした新たなサンフレサッカーを見ることができました。

2人目、3人目の動きも多く、本当に迷いのないスムーズな攻撃ばかりで見ていて気持ちよかったですね。

これまでは決定機を多く作りながらも決定力を欠いてきましたが、今日はマリノスに圧力をかけ続け、何度も決定機を作り、取るべくして取った2ゴールでした。

スキッべ監督が来日してからここまでチームが変わるとは本当に驚きの連続です。

あとは選手が監督の期待にどう応えていくのか、意識を高くもって成長し続けられるのか注目したいですね。

やはり上位に行くには選手個々のレベルアップが一番求められます。