最低な前半から一転、最高な逆転勝利　J1 第12節 vs. アビスパ福岡

エディオンスタジアムで行われたアビスパ福岡戦は3－1で見事な逆転勝利を見せてくれました。

前半に先制され苦しい試合となりましたが、後半ピエロスのゴールで同点に追いつき、更にオウンゴールでもあり勝ち越し。

試合終了間際には川村のゴールでダメ押し、終わってみれば快勝でしたね。

しかしながら今日の試合、前半は非常に悪い内容でした。

野津田のアンカーに、越道をベンチスタートさせ、代わりにピエロスをフォワードに入れた2トップの布陣でスタート。

2節のマリノス戦以来の布陣となりましたが、マリノス戦と同様に酷い有様でした。

全く機能しないベンカリファ、ピエロスの2トップ。

攻守において不安定な野津田、サイドで本来のパフォーマンスを見せられず、おまけに相手選手のラフプレーで負傷交代する満田。

前線からのプレスも機能せず、ボールもろくに保持できず、福岡のやりたいようにやられた前半でした。

後半はベンカリファ、野津田を下げ、エゼキエウ、志知を投入して流れが変わり、見事な逆転勝利を見せてくれましたが、サンフレッチェの脆さも垣間見えた試合でした。

マリノス戦でも感じていたことですが、特に雨でスリッピーなピッチになるとサンフレッチェの選手の足元の下手さがあらわになりますね。

長年思っていることですが、やはりサンフレッチェの選手は止めて蹴る技術がかなり低いように思えます。

今日も何度も細かいトラップミス、パスミスから相手にチャンスを与えていましたし、自信も喪失していたのか消極的なプレーが多々見られました。

球際の戦いもほぼ負けていましたし、雨の中での戦い方を改める必要がありますね。

采配の面ではベンカリファ、ピエロスの2トップを選択したスキッべ監督のミスにも言及しないといけません。

同じようなタイプを並べ、結果的に全く機能しませんでした。

ドウグラス・ヴィエイラが前節ゴール後の行いにより出場停止となり、いつもと違う戦い方を強いられたとはいえ、未だにこの2人に拘っているのが理解に苦しみます。

結果的には後半ワントップとなりピエロスが貴重な同点ゴールを決め、逆転勝利の足ががりとなる素晴らしい活躍を見せてくれましたが、これが続くとは到底思えません。

ベンカリファにしてもピエロスにしてもたまに劇的なゴールを決め延命していますが、そもそもシンプルに実力不足は否めません。

J1はおろか、J2、J3でも通用するか疑問に思えるほどの能力しか見せてくれませんし、毎試合途中出場ながら要所で活躍しているドウグラス・ヴィエイラ、エゼキエウと比べるとかなりショボい選手と言わざるを得ませんね。

特に外国人選手には結果を求めたいですし、ベンカリファの献身的なプレーはチームにとってプラスになっていますが、ゴールを奪えない、チャンスメイクもろくにできない選手を起用するほど余裕があるチームとは思えません。

それなら鮎川、棚田といった日本人選手を起用するべきですし、これが日本人選手ならもっと贔屓采配だと批判されていることでしょう。

今日は酷い前半の戦いから奇跡的な逆転勝利を見せてくれましたが、内容的には反省点ばかり残る試合でした。

無駄な横パス、バックパスも連発し、しょうもないミスから危ないシーンを何度も招いていました。

采配面でも相変わらず理解不能なことをやり、結果的にハマらず終わりましたが、チャレンジするのであればもっと若い選手を起用してもらいたいです。