アウェーで行われたコンサドーレ札幌戦は2-0で見事勝利しました。
戦前の予想通り、前半から札幌がボールを支配する展開になり、サンフレッチェは攻撃よりも固い守備が目立ちました。
それでも時折カウンターからチャンスを作り、PKも貰うことが出来ましたが失敗。
最悪の流れかと思いきや、後半の立ち上がりはサンフレッチェペース。
後半5分に柏のクロスにドウグラスが頭で合わせ先制。
その後は札幌が盛り返し、前半のような苦しい展開になりましたが、試合終了間際に途中出場の浅野のゴールが決まり試合を決めました。
ここ数試合苦しい試合が続きましたが、久々の勝利。
やっぱり勝つ試合を見るのは爽快ですが、それよりも気になってしまったのが今日の試合内容。
札幌にボールを支配されすぎたことは反省しないといけません。
別にボールを支配することに拘る必要はありませんが、それにしても相手の思惑通りのサッカーをさせてはいけませんね。
ボールを支配し続けた札幌は7戦未勝利、一方のサンフレッチェは5戦ぶりの勝利。
明暗が分かれた試合となり、どれだけ良い試合をしたところで勝たないと意味がないという意見もあると思いますが、それでももっと内容を求めて欲しかったというのが本音です。
時には守備を固めてカウンターを狙い続けるサッカーも必要かもしれませんが、サンフレッチェにはもっと上のレベルを目指してもらいたいところ。
ここ数試合、攻撃的なサッカーを重視した弊害か守備が崩壊気味でしたが、守ろうと思えば守れるだけの守備力はサンフレッチェに備わっています。
今日の試合も20本というシュートを札幌に浴びましたが、危なげない守備を見せてくれました。
そもそも守備を心配したことは全く無く、シーズン前からかの課題は攻撃面。
いくら守備が固いとはいえ、毎試合無失点に抑えることが不可能なのは当然で、今サンフレッチェに必要なのはリスクを恐れないサッカーだと思います。
リスク管理をしすぎたサッカーなら降格の心配もなく、毎シーズン最低でも中位くらいには入れる戦力はあります。
それはここ2シーズンを見れば明らかですが、サンフレッチェには向上心を持ってもらいたい。
城福監督も3シーズン目を迎え、理想としているサッカーを実現できないとなれば、それまでの監督だったということです。
選手にしても無難なプレーばかり選択せず、失敗を恐れないチャレンジャー精神を持ってプレーしてもらいたいですね。
特に森島なんかはポテンシャルが高いだけに勿体ない。
今のサンフレッチェは競争力が高く、同年代の選手、更に若い選手もどんどん台頭してきています。
たった1年活躍したくらいでレギュラーポジションを確保出来るほど甘くないでしょう。
青山、柏にしても衰えが隠せないのであれば、若い選手と入れ替わるのは当然のこと。
今日は柏に代えてルーキーの土肥をリーグ戦初出場させるなど、城福監督も積極的に若い選手を起用しています。
カープとは違い、結果を求めながらも将来を見据えた積極的な采配には頭が下がります。
これほどまで若い選手を信頼して送り出す監督は中々いませんよ。
そんな監督が目指すサッカーを実現し、高いレベルで内容も結果も求めるチームになることが夢です。
ちょっとずつとはいえ、着実にチームは前進していますが、監督、選手にはもっと思い切ったサッカーをしてもらいたい。
この風通しのいいチームなら出来ると確信しているからこそ、高い理想を求めたいですね。
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