勝てない相手ではなかった　J1 第19節 vs. 名古屋グランパス

アウェーで行われた名古屋グランパス戦は0－1で敗れました。

率直な感想を言えば、勝てない相手ではなかっただけでに今日の負けはかなり悔やまれます。

現在2位につけるタレント軍団の名古屋が相手ということで、試合前の予想としてはかなり厳しい試合になると思っていましたが、蓋を開けてみれば、サンフレッチェもそれなりにやれていました。

前半セットプレーで失点するまでの名古屋の圧力は川崎フロンターレに匹敵するものでしたが、試合を通してサンフレッチェも何度もチャンスを作れていましたね。

名古屋が予想よりも緩い相手で、穴もかなりあるチームだっただけに悔やまれる敗戦でした。

それだけに、勝ち点3どころか勝ち点1すら取れなかったサンフレッチェの未熟さも際立った試合でもありました。

失点シーンは大迫の悪い癖が出て目測を誤ってしまい得点を許しましたが、今津の対応もマズかったですね。

大迫が前に出てきたこともあったのかもしれませんが、相手と競り合うこともなく簡単にヘディングを許してしまったことも失点の要因です。

攻撃面でもやはり一人ひとりの個の弱さが名古屋の選手と比べ目立ちました。

フィジカル、スピード、ボールタッチの正確さ全てにおいて格が落ちていたのは明らかですね。

それに加え、相変わらずここぞという場面でのミスが多く、雑なプレーも目立ちましたね。

ちょっとプレッシャーをかけられるとミスを犯し、ミスを恐れるばかりにパスに逃げる。

前を向ける場面でも、バックパス、横パスを連発し、常にボールの出しどころに迷いながらプレーし続けました。

ジュニオール・サントスやエゼキエウといった外国人選手のボール持ちすぎ問題もありますが、この2選手がビッグチャンスを演出していただけにしょうがないですね。

他の選手にボールを渡したところでろくにチャンスにならないのは目に見えていましたし、多少は目をつむる必要があります。

あと気になったことと言えば東のパフォーマンスの悪さです。

今に始まったことではありませんが、東にはあらゆる面で全く可能性を感じません。

全くと言っていいほど特徴のない選手で、スピード、フィジカル、スタミナがあるわけでもなく、正確なキックがあるわけでもない。

ポジショニングもそれほどいいわけでもなく、チャレンジもまともにしない。

ただ若いというだけで試合に出させてもらっている状態ですね。

今津のセンターバックもかなり怪しいですし、佐々木が復帰したら今津を左サイドバックで起用することも検討してもらいたいところです。

あとは川辺はボランチよりも前目のポジションで起用するのがベストだと思いますし、柴崎も上位チームが相手となると悪いところばかり目立ってしまいますね。

青山のワンボランチは守備面でかなりリスクを負う可能性がありますが、ボールを捌ける選手が必要です。

2連敗をして色々と改善点が見つかったと思うので、これを活かす采配を見せてもらいたいですね。

選手ももっと向上心を持って、レベルアップしてもらいたいです。